涸沢カールに行ってきました~紅葉の北アルプス

 「涸沢の秋を見ずに穂高を語ることなかれ」と,何かの登山ガイドに書いてあったような気がする。山登りを初めて以来,ずっと涸沢カールの紅葉はあこがれの一つだった。ただ,ものすごく人で混むであろうと思うと,どうしても足が遠のき,延び延びになっていた。
 今回,グリ友の山のボス,Aさんに名古屋移住の連絡を入れると,早速秋山登山のお誘いがあった。場所は涸沢カール,北穂高。いつかは,と思っていたが,この機会にトライしてみることにした。
 名古屋を夜行バスで出発,朝5時30分に上高地に入る。バスターミナルでコンビニおにぎりをほおばりながらAさんらの一行を待つが,すごく寒い。やはり上高地は気候が違う。フリースを着込んでも凍えそうだ。しばらくすると,タクシーが到着,若者グループがやってくる。Aさんらとわかり,合流,すぐ出発となった。
 メンバーはいずれも健脚ぞろい。とにかく涸沢まで急いで入ります,とのAさんの指示の下,ほぼトップスピードで横尾まで突っ切っていく。
 途中,朝日が入り込む。上高地の森の夜明けは神秘的だ。
Asahi2
 天気は快晴。雲一つなく,こわいぐらいの絶好の登山日和だ。
 Yama1
 9時ころには本谷橋に到着。
 登りもぐいぐい登っていくが,まだまだ緑が多いが,目を引くような紅葉も始まっている。
Kouyou1
 しばらくすると,遠くに穂高とそのカールが見え始める。
Karasawakar2
 山肌は次第に濃く色づき,ルートは錦に彩られる。
Karasawakar3
 トップスピードを止むことなく突っ走って4時間半足らず。
 あっという間に涸沢カール到着した。
 もう,私のつたない文書はいらないだろう。素晴らしい紅葉が待っていた。
 Karasawakar7
 この素晴らしい紅葉を,雲一つない青空の下で見れた奇跡に感謝したい。
 Karasawakar4
 もし,明日があれば,北穂高まで登ってしまうところだったが,今回はこれで十分だろう。
 Aさんらグループがさらに先に進むのに別れを告げ,下山した。
 帰りの横尾辺りの沼も美しい。
 Kamikoutimori1
 
 大満足の日帰り登山だった。
 次は,カラ松が黄金に輝くころにもう一度来たいなあ。


 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

御在所岳~本谷をよじ登る

 9月最後の土日は会社の旅行で御在所岳の麓,湯の山温泉へ宴会旅行。土曜日は夜中まで飲み続け,翌朝,山好きな部長と話していた御在所岳へ行くことになった。
 御在所岳は鈴鹿の中心となる名峰だ。標高こそ1200mちょっとぐらいだが,名古屋から1時間のアクセスのよさは魅力的。4年ほど前に国見岳から登ったコースは花も多かった。名古屋の山登りをする人は,ここがホームグラウンドであるという人は多い。東京の奥多摩,神奈川の丹沢といった位置づけだろう。
 今回は元々宴会の次の日に登るし,社内の女性も参加するし,ということで比較的に安全で楽なハイキングだろうと思い,4年前にかった地図を持ち出したぐらいで,ろくに調べもせずに当日を迎える。この間の大雨の影響で,御在所の裏道といわれるルートが土砂崩れで通行止めになったというニュースもみていて気にはしていたが,土曜日に蒼滝までのルートですら通行止めになっているのをみてかなりの土砂崩れがあったのだろうと実感する。
 脇道のノギクが結構きれいだ。
Nogiku

 さて,日曜日にホテルで朝食を取った後に部長に相談すると,登りは中道ルート,下りは表道とのこと。主要ルートのようだし,楽々登山なのだろうと軽信する。御在所山の家までは自動車で登り,午前9時前にスタート,中道に入ろうする・・・ところが,ここで偶々会った登山者のおじいさんに話しかけられる。
 「本谷行くけど,行かないかい?」
 すると,部長が突如にこにこしだして「どうだろう?」と僕らに問いかける。ちなみに僕らのパーティーは部長以下5人。うち女性1名。50代の部長以外は30台半ば中心。部長と私以外はほぼ初心者で,部長は御在所岳は数多く登っているが,私は過去に1度だけ。他のメンバーは当然経験なし。部長の問いかけに否定するだけの理由もない。部長は前から登ってみたかったルートのようだ。あっさり中道ルートから本谷ルートに変更され,そのままおじいさんについていくことになる。
 水量は少ないものの,滝が最初から連続する楽しいそうなコースだ。
 Taki2
 ところが・・・この後ほとんど道らしい道はなくなり,コースはほぼ岩登りとなる。
 足場らしい足場もなく,とっかかりを見つけては岩にへばりつく。はっきり言ってかなり手強い。
Taki3
楽々ハイキング気分は吹き飛ぶ。最近登った中ではほぼ第1級の難コースであることがわかる。アルプスの主要道などはかえってコースの整備が行き届いているため,あまり怖い思いをすることはない。登山をしていて恐怖を感じるスリルが味わえるのは久々だ。
 写真は,途中でおじいさんに教えてもらったダイモンジソウ。
 Daimonnjisou
 さて,最初のうちは初心者グループも乗り越えていたが,さすがに登山2回目の女性が次第に恐怖心を訴えるようなる。はっきり言って無理もない。
 それでも次第に高度が上がり,四日市方面の素晴らしい見晴らしが見えたり,奇岩がそびえる御在所の頂上に近づく。
 Daikokuiwa
 もう,頂上は間近であった。12過ぎ頃,山頂到着。おじいさんはなんと小玉スイカを持ってきており,おごってくれた。うまい。
 その後,我らは山上レストランで食事後,中道を通り,途中,部長が是非見てみたいと言っていた土砂崩れで壊れた日向小屋をみたりしながら,無事下山した。
 Hinatagoya

 久々に登山の醍醐味を味わうコースであった。低山ではあるが,御在所は奥深い。帰宅後調べると,本谷はルートファインディングが必要で,しかも沢登りの領域に入るので,初心者が安易に入り込むことは許されない,とのこと。よく行って来たもんだと思う。
 次は紅葉で行きたい。

 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

富士見台ハイク

 秋分の日である9月23日,仕事が気になるものの,前日から名古屋はすごいいい天気だったので我慢できなくなり山に出かける。
 恵那山の神坂峠からの縦走か,中央アルプス摺l古木山かなどと思っていたが,前日の深夜まで飲み過ぎたことがたたり,体調は今ひとつ。どうしようかなあ,などと迷っていたが,中央道から見えた恵那山に惹かれ,神坂峠まで登る。
 車を降りると,ひんやりした空気に包まれる。山では秋が始まっているようだ。
 Kouyou
 東は中央アルプスが,北をみると,御岳から北アルプスまでくっきり見える。神坂峠のある富士見台高原は,笹原が広がるおだやかな高原が広がっていて気持ちがいい。
 Onntake
 しかーし,この直後からガスに巻かれると,すっかりやる気が失われる。
 結局,霧の中の富士見台ハイクを2時間程度さまよってあっさり退却することとした。
 まあ,明日は仕事だしこんなもんであろう。早く紅葉の山に包まれたい。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

初秋の仙丈ヶ岳

 9月3連休になった。例年なら,9月の山歩きは台風にぶつかったりするなど天候が不安定なのでなかなか足が進まない。しかーし,8月の木曽駒ヶ岳以降,仕事が入ったり,土日になると天気が悪くなったりしたため,実に5,6週間も山から遠ざかっている。せっかく7月にうまいこと体力アップに成功したのに,これでは台無しだ。紅葉にはまだまだ早いように思うが,思い切ってアルプスに行くことにした。
 狙いは南アルプス,仙丈岳。名古屋からは南アルプスの方がアクセスしやすいよ,というアドバイスを受け,実に8,9年ぶりに南アルプスに足を運ぶ。よく考えたら,南アルプスで登ったのは地蔵岳などの鳳凰三山のみ。仙丈岳はおろか,北岳も未踏のままだ。南アルプス初心者の僕にとって,仙丈岳はまさにうってつけだろう。
 さて,朝5時に家を出発,7時に伊那インターを降りて戸台口に向かう。駐車場がなくてあせったが,仙流荘前のバス停に向かうと,大きな駐車場があった(ほぼ満車であったが)。8時発のバスにぎりぎり間に合い,9時には北沢峠着。中央道を走っている間,天気はどんよりとした曇り空。時折雨までぱらついてきた。ところが,北沢峠に着く頃には青空が見え始め,バスに揺られている間には青空に映えた鋸岳がみえてきた。
Nokogiridake
 北沢峠に到着。長衛荘に立ち寄る登山客などで結構にぎわっている。水をくんで登山開始。
 1か月ぶりの登山に身体が動くか不安だったが,思いの外足が軽い。リュックは一泊二日用の重量だが,どんどん足が進む。真っ赤になったナナカマドや黄色くなったハイマツ,花から実をまとう姿に変わる高山植物などを楽しみながら,一気に高度を上げていく。
 Nanakkamado
Haimatu
 小仙丈が岳あたりを通過したころには,大分ガスが出始めていた。
 
 地蔵岳などが時折,雲の合間からその姿をちらちら見せる。花崗岩の白い山肌が青空に映えた姿がかっこいい。わくわくするような展望ルートだが,曇りがちなのが残念。南に見えるのは北岳だ,と登山者に教えてもらう。もっと険しい山のイメージをもっていたが,意外にどっしりしている。
Kitadake1
 しばらくして,仙丈岳の頂上がようやく望めるようになった。たおやかな山だ。仙丈岳は南アルプスの女王と呼ばれるらしいが,ゆったりした山の姿がそういわせるのだろう。
Sennjoudake1
 仙丈岳直下のカールをみると赤く紅葉しはじめていた。ウラシマツツジが赤くなっているのだ。やはり3000mの秋は早い。
 Sennjoudake2
 12時半には山頂に到着した。コースタイムとしては理想的だ。
稜線上には,トウヤクリンドウが咲いていた。ウラシマツツジの赤と対象的。
Touyakurindou

 さて,その後の昼飯をほおばりながらスケジュールに迷う。
 天気は曇り。なかなか展望がいいとはいえない状況だ。
 場所を移動し,今日の宿として検討していた仙丈小屋に着く。ここはかつて避難小屋だったが,営業小屋になったらしい。すごくきれいな小屋だ。さっそくビールで乾杯。古い地図をもっていたため,てっきり避難小屋という前提で寝袋まで用意していたが,幕営すら禁止らしい。宿の主人いわく,「避難小屋だったころは,ここの花はみんなやられちゃっていた。この10年近くで,大分回復したんだよ。」と教えてくれた。
 さて,小屋の兄ちゃんによると,今夜は50人以上が宿泊するとのこと。
 あまりに数が多いのと,明朝の天候が相当怪しいという弱気も手伝い,早々に撤退を決意する。まだまだ夜まで長いにもかかわらず,写す花もないし,相棒も来ないし,単独登山はここら辺がつまらない。
 やはり,被写体を求めるのであれば,旬の時期にその山にいくべきなのだろう。次は,高山植物が咲き乱れる季節に来たい。
 帰途,ようやく地蔵岳が顔を出してくれた。
 Jizoudake2

 仙丈岳,来年は初夏に来よう。

 
 

 
 


 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

木曽駒ヶ岳

 トムラウシから帰って数日後,会社の部長の登山企画で木曽駒ヶ岳に行って来た。
 最初は鈴鹿に行くとおっしゃていたのでどんな苦行(暑さの)になるかと思っていたのだけど,さすがにアルプスを選択されたようだ(ちなみに,部長は日帰りだが水は2リットルは必要とアルプスになった後も主張していた。)。
 朝4時に出発,駒ヶ岳ロープウェーに向かう駐車場には7時過ぎに到着。かなりお客だが,ロープウェーには始発の前の臨時便に乗れた。
 あまりにお気軽に来られるアルプスだけに足が遠のいていたけど,素晴らしい眺めだ。
 Kisokoma1
 花畑も今がピークのよう。地元の新聞1面にも出ていた。
 Tinguruma
 楽々と駒ヶ岳山頂に登る。青空に映えて素晴らしい。一緒につれてきた研修生も喜んでくれた。
 Kisokoma3
 宝剣岳まで行った後,本当は,途中でパーティから抜け出し,一人で空木岳までの縦走を考えていたのだが,途中の避難小屋には高校生の集団が泊まり,おまけに次の日は天候が悪化するとのことだったので,泣く泣く断念した。
 また縦走したいなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«トムラウシを行く~ヒサゴより